「ゴミはゴミ箱へ!」
10月2日(日)松山三越カルチャースクールにて、
発達支援教育士認定講座が開催されました。
広島から、松本 文江先生が来られ、
ご自身の息子さんのエピソードを交えながら楽しくお話しいただきました。
わたしは、オブザーバー参加で勉強させていただきました。
15名の受講生の8割が子どもさんの教育などに携わる方。
最近は、小学校のクラスで発達障害で支援を受けている子どもが10人に1人、
グレーゾーンの子どもを含めると7人に1人はいると言われています。
教育現場でも、発達障碍児への対応が求められていることがわかります。
発達障害は、「治療」ではなく「療育」が基本的な考え方です。
*「療育」とは、障害のある、またはその可能性のある子どもに対して
個々の発達の状態や、障害の特性に応じて、今の困りごとの解決と、将来の自立と社会参加を目指し、できるだけ早い時期から、「その子に合った支援」を始めること。
将来、一人暮らしをするようになった時に「ゴミ屋敷」のように
なっていることも多いとのこと。
一番大事な習慣づけとして松本先生がおっしゃっていたこと
「ゴミはゴミ箱へ!」
ハッとさせられる一言です。
お菓子を食べることを例にとると、
お菓子は包装されているので、
お菓子を食べれば、包装されていたものがゴミになります。
食べ終わってからどうするの?
包装されてたものは食べられないからゴミだよね!
どこに置くのかな?
そのまま放置していればゴミが溜っていきます。
1,ゴミ箱、ゴミ袋などを用意して入れる
2,分別してまとめる
3,ゴミの日にルールを守って出す
ここまでがゴミを出すときには必要な手順です。
「言わなくてもわかるはず」と思わないこと。
「あいまいなこと」や「空気を読む」などが苦手な発達障害の子どもには
ここまで言う?くらい
丁寧にひとつづつ伝える必要があるのですね。
発達障害のある子どもは、言ってすぐに理解できることもあれば
何度言ってもわからないことも多いので、
できるだけ、ひとつづつの手順をわかりやすく丁寧に繰り返し伝えます。
小さいうちから、ゴミ出しまでの手順がわかっていれば
将来一人で生活することがあっても、ゴミ屋敷になる可能性は少なくなります。
ただし、ゴミと認識できないモノが実は沢山あるので、
自分にとって必要かどうかの判断をできる訓練も必要です。
その前に、整えるべきは環境整備です。
「発達支援教育士認定講座」では、
その子に合った、具体的な視覚支援方法などのアイデアを学ぶことができます。
次回は10月30日開催です。
既に10/2現在で12名のお申込みがあるとのことです。
是非、子育て中のママに学んでいただきたい講座です。
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